oryzaの環境備忘録

キューバ：もう一つの顔　街のまん中に広大な畑、首都の野菜果物を１００％自給－食：MSN毎日インタラクティブ

　音楽と野球で有名なキューバには、都市農業というもう一つの顔がある。街のまん中に広大な畑があり、無農薬で野菜や果物が栽培されている。キューバの新しい形の農業を紹介するＤＶＤ「サルー！ハバナ－キューバ都市農業リポート」が、このほど完成し、上映会も開かれる。



　首都ハバナ市内には官庁街をはじめ街の至るところに畑があり、その面積は全体の１２％にも及ぶ。市民２２０万人が消費する野菜と果物を１００％自給している。



　都市農業への大転換は９１年のソ連崩壊の時にさかのぼる。それまでは食料や石油をソ連からの輸入に頼っていただけに、たちまち食料、エネルギー不足に陥った。そこで国は空き地を無料で貸し出し、農業を推進。肥料や農薬もなかったため、必然的に有機農業にならざるを得なかった。