<< 2009-11-25 - 食品安全情報・塩摂取量が多いことは脳卒中と心血管系疾患と直接関連する | main | 業界最小サイズのパソコン向け地デジチューナーが登場、大きさはUSBメモリ程度 - GIGAZINE >>

2009/11/26 木

疫学批評:緑茶製品と肝障害、36例の症例報告。

疫学批評:緑茶製品と肝障害、36例の症例報告。

ローマ大学の研究者が、緑茶製品が原因と疑われる肝障害の症例報告を検索したところ34例が見つかり、イタリア保健省の自然健康食品監視システムから、さらに2例の報告があった。論文はEuropean Journal of Clinical Pharmacology 2009年4月号に掲載された。

英語・仏語・独語・イタリア語・スペイン語の文献検索により、1999-2008年の間に34例が見つかった。女性が28例、男性が6例だった。15例では緑茶成分のみの製品(浸出液、抽出物、緑茶葉パウダー)を服用し、他の症例では緑茶以外の成分も含む製品を利用していた。全例が、減量目的の製品として服用されていた。症例の7割は、服用開始後1週間から3ヶ月で肝障害が発現した。
…………
著者らによると、2003年フランスでは、高濃度のカテキンを含む緑茶抽出物が減量のためのサプリメントとして販売されていたが、13例の肝障害の発症を契機に販売が中止された。スペインでも、肝障害を理由に同じ製品の販売が中止された。

著者らは、症例報告として出版された知見は、緑茶と肝毒性の因果関係を示唆するという見解を述べている。また、肝障害の原因として、主な緑茶カテキンの一つであるエピガロカテキン・ガレート(EGCG)とその代謝産物による、肝臓での酸化ストレス亢進作用の可能性を指摘している。

Trackback URL


Comments

Comment form