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2010/02/19 金

疫学批評:一日3gの減塩で、米国の年間死亡44,000-92,000人減少。

疫学批評:一日3gの減塩で、米国の年間死亡44,000-92,000人減少。

米国民の塩分摂取量が一日3g減少した場合の効果をシミュレーションしたところ、年間で冠動脈疾患の発症が60,000-120,000人、脳卒中が32,000-66,000人、心筋梗塞が54,000-99,000人、総死亡が44,000-92,000人減少すると予測された。論文はNew England Journal of Medicine 2010年2月18日号に掲載された。

2005-2006年の米国民の一日塩分摂取量は、男性が10.4g、女性が7.3g。40歳超の集団には一日3.7gの上限値が推奨されている。著者らは、塩分摂取が一日3g減った場合の収縮期血圧の減少を、高い場合で3.51mmHg(高血圧患者では5.61mmHg)、低い場合で1.80mmHg(高血圧患者では3.60mmHg)と文献値から想定し、冠動脈疾患・脳卒中・心筋梗塞・総死亡の減少効果をシミュレーションした。

その結果は冒頭の通りだが、この効果の大きさは、喫煙率50%減、肥満者のBMIが5%減、脂質異常症に対する薬物療法、高血圧に対する薬物療法と同程度の効果だった。期待される医療費の減少は年間100-240億ドルで、減塩対策に連邦政府が国民一人当たり年間1ドル使ったとしても、全体としては費用の削減になった。

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