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2015/02/02 月

神戸新聞NEXT|社会|野生のナシ知って 神戸大などジャムやシロップに

神戸新聞NEXT|社会|野生のナシ知って 神戸大などジャムやシロップに

神戸大の食資源教育研究センター(兵庫県加西市)が育てた野生のナシ「イワテヤマナシ」のジャムとシロップが、国内で初めて製品化された。独特の酸味と香りを生かし、神戸市灘区の食品メーカー「樽正本店」が製造と販売を手がけた。

 イワテヤマナシは、岩手県を中心とした東北地方の山などに自生し、宮沢賢治の童話「やまなし」の題材にもなった。地元では古くから親しまれてきたが、近年は伐採が進んでいる。

 同センターでは15年以上前から、保全や研究のため約700本を育てている。加工品にすることで広く知ってもらい、安易な伐採を食い止めようと、2009年から樽正本店と検討を重ねてきた。

 およそ2年がかりで、35種類のイワテヤマナシの中から、加工に適した2種類を選び出した。ジャムには酸味が強い「霜畑梨」、シロップには香り豊かな「夏梨」を採用。食品添加物を使わず、北海道産のテンサイ糖だけで仕上げた。ヨーグルトに混ぜたり、生ハムに添えたりしてもおいしいという。

 同センターは、篠山市で耕作放棄地を活用したイワテヤマナシの栽培にも取り組んでいる。今回はセンターで栽培した果実を使ったが、3年後には、篠山市で収穫した果実を使って商品化する計画もある。

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