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2009/03/20 金

2009-03-19食品安全情報blog・キノコとがんリスク

2009-03-19食品安全情報blog・キノコとがんリスク

「毎日キノコを食べると乳がんリスクが2/3に減らせるかも」とThe Daily Telegraphが報道した。報道によれば2000人以上の中国人女性での研究で、毎日1/3オンス以上の生鮮キノコを食べる女性の乳がん発症率は64%でキノコと緑茶だと90%もリスクが減る。
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この研究には多くの限界があり、キノコや緑茶だけが乳がんに影響するのではないため、研究者の注意深い結論は賢明である。また中国人女性の乳がんリスクは西洋諸国より低いことにも注意する必要がある。がんを予防する単一の「スーパーフード」が発見されることはありそうにない。女性はキノコを含む健康的でバランスのとれた食生活を目指すべきである。

2009/03/17 火

「ブタの脳」を吸い込んだ労働者たちに謎の神経疾患 | WIRED VISION

「ブタの脳」を吸い込んだ労働者たちに謎の神経疾患 | WIRED VISION

1年余り前、米国の豚肉加工工場で働いていた24人が謎の神経疾患に冒された。後にこの発症には、微粒子となったブタの脳を吸い込んだことが関連していると判明した。現在はその24人が全員、ある程度の健康を取り戻している。

NY Timesの記事によると、事の発端は2006年11月。ミネソタ州オースティンにあるQuality Pork Processors社の工場で、労働者3人がよく似た不思議な症状を訴えた。その内容は倦怠(けんたい)感、脚のしびれやうずき、痛み、歩行困難などだ。

問題の原因は分からなかったが、検査で重度の脊髄(せきずい)炎が見つかり、自己免疫疾患が疑われた。患者の免疫系が自己の神経を異物だと間違えて攻撃するということだ。
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「ブタの脳組織を吸い込むと、体内で抗体が作られる」と、労働者たちの治療に協力したメイヨー・クリニックの神経科医James Dyck氏は説明する。抗体とは、体に入ってきたバクテリアや異物を認識するため、免疫系が用いる化学物質だ。「ブタの脳と人間の脳には重複する部分がかなりある。それが問題だった」

2009/02/17 火

2009-02-16食品安全情報blog・専門家はOMP添加ミルクによる健康危害はないと考える

2009-02-16食品安全情報blog・専門家はOMP添加ミルクによる健康危害はないと考える

OMPは現在中国で標準的に使用が許可されている原料ではなく、そのような製品は輸入に衛生部の認可が必要である。蒙牛社はこの規定に違反した。現在使用を中止して申請するとしている。法律違反については法律部門が取り組む。

中国:蒙牛乳業でまた添加物問題 発ガン物質の疑いも
 蒙牛乳業では、2日からOMPの添加を停止。同社は2006年に「カルシウムの吸収を高めるタンパク質」としてOMPの特許を取得、OMPを添加した「特侖蘇」を高級商品として発売していた。

  しかし中国の著名な科学者・方是民は、OMPは発がん性のあるIGF-1と同一の物質だと指摘。IGF-1は普通の牛乳にも含まれるが、含有量は 4ng(ナノグラム)/mlとごくわずかだ。一方、蒙牛の特許申請によれば「特侖蘇」にはその数万倍のIGF-1が含まれるという。

「IGF-1」wikipedia

2009/02/05 木

2009-02-04食品安全情報blog・証言:ニューヨークの炭酸飲料税

2009-02-04 - 食品安全情報blog・証言:ニューヨークの炭酸飲料税

提案されている「悪い」飲料への課税は、食品が「良い」ものと「悪い」ものに簡単に二分できるという誤解をさらに広める。この場合は砂糖が「悪い」とみなされているわけだが、糖分やカロリーが同じくらいのオレンジジュースも「悪い」のだろうか?脂肪やカロリーの多いアボカドのような食品も課税すべきなのだろうか?

食品を「良い」「悪い」に分類することは健康的な体重を維持しようとしている人々にも誤解を与える。もし食品中の脂肪が一概に悪いものとみなされて脂肪を減らした食品が大量に出回るとそのような食品が痩せるのに役立つと誤解されるだろう。もちろん低脂肪製品は痩せるのに役立つだろうが、役立つかどうかは総カロリーであって脂肪のグラム数そのものではない。同様にファストフードは悪いものとされるが、これも誤解である。

2009/02/04 水

時事ドットコム:米国製ポップコーンを自主回収=サルモネラ汚染の疑い-厚労省

時事ドットコム:米国製ポップコーンを自主回収=サルモネラ汚染の疑い-厚労省

厚生労働省は31日、食品商社「鈴商」(東京都新宿区)が米国から輸入したポップコーンに使われたピーナツバターがサルモネラ菌に汚染されている可能性があるとして、同社に自主回収を指示した。
 米国では昨年秋以降、ピーナツバターが原因とみられるサルモネラ食中毒が発生し、43州で529人の患者が発生。厚労省によると、米食品医薬品局(FDA)が今年1月、同国ジョージア州の食品加工会社ピーナツ・コーポレーション・オブ・アメリカ社が汚染源と発表している。

「AFPBB News:米国のサルモネラ症感染拡大、原因はピーナツバター
CDCによると、前年9月1日から今年の1月9日までに、全米43州で501人がサルモネラ菌に感染。隣国カナダでも1人の体調不良例が報告されている。また、CDCは8人がサルモネラ感染が原因で死亡したとみている。CDCは食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)と同問題を共同で調査している。

 FDAによると、これらの感染者および死亡者は、PCAのブレイクリー工場で製造されたピーナツバターを使用した食品を食べた後に体調を崩している。サルモネラ菌に汚染されたPCAのピーナツバターの納品先は70以上で、汚染ピーナツバターを原料に用いた食品は数百種類に上るとみられる。 

 PCAは2007年6月から2008年9月に行った自主検査で、12回、サルモネラ菌を検出していながら、製品の出荷を続けていたという。(c)AFP

朝日新聞「ピーナツバター入りシリアル食品回収指示 米の食中毒で」
厚労省によると、製品は棒状に固めたシリアル食品の「グラノーラ・バー」(カシ セールズLLC社製)。07年10月~08年8月に計3回、190ケース(約2870キロ)が輸入されていた。

2009/01/31 土

ダイエット食品で女性入院 医薬品未承認や劇薬成分検出 - 47NEWS(よんななニュース)

ダイエット食品で女性入院 医薬品未承認や劇薬成分検出 - 47NEWS(よんななニュース)

兵庫県は30日、同県内の30代の女性がインターネットで個人輸入したダイエット用食品から、国内で医薬品として承認されていない「シブトラミン」と、薬事法で劇薬に指定されている「フェノールフタレイン」の2種の医薬品成分が検出されたと発表した。

 女性は肝機能障害などで一時入院したが、食品の服用をやめると症状は改善したという。

食品安全情報blog・「FDAは多数のインターネットサイトで不正医薬品が販売されていることについて消費者に警告
FDAは米国の消費者に対しインターネットで処方薬を購入することの危険性について警告する。この警告はFDAが24の一見関連しているウェブサイトで不正処方薬が販売されているという情報に基づくものである。

Hoffmann-La Roche Inc. (ロッシュ)社の体重減少補助用処方薬Xenical(ゼニカル) 120 mgカプセルを3人の消費者が二つの異なるウェブサイトから購入したがそれは偽物であった。いずれのカプセルにもゼニカルの薬効成分であるオリスタットは検出されなかった。

一つのカプセルからはシブトラミンが検出された。これらの製品は体重減少用に使用されてはいるがある種の患者には使用してはならず、別の製品に替えるのも適切ではない。さらに薬物相互作用も製品により異なり、用法も異なる。シブトラミンは1日1回服用でゼニカルは1日3回服用である。
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消費者はウェブ薬局に電話で連絡できなかったり他のサイトに比べて価格が著しく安かったり医師の処方がいらないとする場合には警戒すべきである。

参考:
「シブトラミン」(wikipedia)
「フェノールフタレイン」

2009/01/31 土

2009-01-30食品安全情報blog・乳児ボツリヌス症

2009-01-30 - 食品安全情報blog・乳児ボツリヌス症

乳児ボツリヌス症は1才未満の健康な子どもにみられる希な疾患である。カナダで乳児ボツリヌス症と関連する唯一の食品はハチミツであるため、ヘルスカナダは保護者に対し乳児にハチミツを与えないように助言する。

乳児ボツリヌス症はClostridium botulinumの芽胞を飲み込んで腸内で増殖しておこる。1才以上の子どもでも起こり得るが極めて希である。腸内細菌叢ができているためである。
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殺菌されていても芽胞は死なないので殺菌ハチミツでもリスクはある。

参考:
「芽胞」(wikipedia)
芽胞を作る能力を持った細菌が、栄養や温度などの環境が悪い状態に置かれたり、その細菌に対して毒性を示す化合物と接触したりすると、細菌細胞内部に芽胞が形成される。このとき、細菌の遺伝子が複製されてその片方は芽胞の中に分配される。芽胞は極めて高い耐久性を持っており、さらに環境が悪化して通常の細菌が死滅する状況に陥っても生き残ることが可能である。しかし、芽胞の状態では細菌は新たに分裂することはできず、その代謝も限られている。このため芽胞は耐久型、休眠型と呼ばれることがある。

2009/01/29 木

2009-01-28食品安全情報blog・食品サプリメント 便利か信じ難いか?

2009-01-28食品安全情報blog・食品サプリメント 便利か信じ難いか?

多くのアイルランド人は健康的でない食生活の手軽な解決法や病気にならないための保険としてサプリメントを摂っているが、 推奨されている葉酸やビタミンDを摂っている人は極めて少ない。またビタミンやミネラルは摂りすぎに注意が必要である。サプリメントはお菓子ではないので健康に危険なこともある。

またアイルランド健康貿易協会CEOのAlan Ruth博士はビタミン類の推奨一日摂取量(RDA)は欠乏症予防のためのもので最大の健康を継続するための至適用量ではないことなどを指摘した。

2009/01/28 水

2009-01-27食品安全情報blog・カナダで市販されている魚油サプリメントの難分解性有機汚染物質

2009-01-27 - 食品安全情報blog・カナダで市販されている魚油サプリメントの難分解性有機汚染物質

カナダで市販されている魚油やアザラシ油サプリメント30検体のPCBや有機塩素系化合物の検査結果。最も高濃度だったのはサメ油のΣPCB と ΣDDTでそれぞれ 10400 ng/g及び 3310 ng/g、最も低濃度だったのは混合魚油の0.711 ng Σ PCB/g と 0.189 ng ΣDDT/g。

日本でも、深海サメの魚油サプリメントが市販されていると思いますが、日本の場合もPCB濃度が高そうですね。メーカー側で検査しているようには思えないし。

2009/01/21 水

FoodScience--食の機能と安全--妊婦は大変!? 各国の妊娠中女性向け助言集

FoodScience--食の機能と安全--妊婦は大変!? 各国の妊娠中女性向け助言集

 2008年11月3日、英国食品基準庁(FSA)は妊娠女性にカフェイン摂取を制限するように助言を更新しました。 FSAはそれまでカフェインの1日の最大摂取量を300mgにするよう助言していましたが、それをさらに引き下げて200mgに制限することで、リスクが減らせるという研究結果を発表したのです。カフェインをたくさん摂ると、赤ちゃんの生まれたときの体重が軽くなり、その後の健康に影響することや自然流産の可能性が高くなることが報告されています。カフェイン200mgというと、ドリップコーヒーなら2杯は飲めないという量です。
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簡単にまとめてみますと以下のようなものになります。

 食生活全体として栄養とバランスに注意した上で、
・意識して妊娠前から摂って下さい:葉酸
・是非やめてください:麻薬、煙草、飲酒
・きれば避けて下さい:生もの(食中毒)、ハーブやサプリメントやいわゆる健康食品の類
・摂り過ぎに注意して下さい:大型の捕食魚、カフェイン、レバー
・あまり心配する必要はありません:ピーナッツや卵や牛乳などのアレルゲン、普通の加工食品や食品添加物、残留農薬や有機食品かどうか、医師の処方する治療のための医薬品
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