国保管の事故米、廃棄処分始まる…一般ゴミと一緒に焼却 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
国保管の事故米、廃棄処分始まる…一般ゴミと一緒に焼却 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
北海道農政事務所では、午前11時から、函館市内の倉庫で保管されていた約420キロを市内の清掃工場に搬入。職員が運び込んだ30キロ入りの袋14個は、一般ゴミと一緒に焼却処分された。
同事務所によると、処分したのは、最低輸入義務枠(ミニマム・アクセス)米として2004~06年度に米国から輸入されたもので、同市内の別の倉庫で貯蔵中にカビが発生したため、「事故品」として1か所にまとめて保管されていた。
同事務所では、函館のほか、小樽、釧路の2市で計1170キロの事故米を保管しており、3日午後に保管する全量を各地の清掃工場に搬入、焼却処分する。
北海道の倉庫で保管中にカビ、とはどういう意味。事故米は輸入時にカビという説明だったが、どうも国内倉庫での保管ミスも多そう。最近は、保管経費がかかるものの、ほとんどが冷蔵倉庫になっていて、きちんと保管されていると
思っていたが。結局、700万トン以上もの毎年輸入しているミニマムアクセス米は、きちんと販路探して販売するではなく、もてあまし気味で、倉庫で眠っているというわけなのですね。倉庫代だった無料でもないし。無策な農政ですね。
松永和紀・事故米穀の焼却に対する違和感
最近は、飼料米を豚や鶏に食べさせる取り組みも出てきている。どうして、飼料にしないのか? バイオエタノールにしないのか?
結局、「焼却」というパフォーマンスが農水省にとっては必要なのだろう。すぐに飼料やバイオエタノールにすることは難しく、保管しておく必要がある。「このままの保管は、さらに不信感を招く」という判断があったのかもしれない。