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2010/08/07 土

asahi.com(朝日新聞社):米価維持へ新備蓄制度を検討 国の負担、年500億円 - ビジネス・経済 (1/2ページ)

asahi.com(朝日新聞社):米価維持へ新備蓄制度を検討 国の負担、年500億円 - ビジネス・経済 (1/2ページ)

 農林水産省は5日、コメの在庫処理を進め、価格下落を抑えるため、余ったコメを主食用から切り離し、国が買い上げる新しい備蓄制度を2011年度に導入する検討に入った。来年度の概算要求に500億円程度を盛り込む方針だ。今年度から始まった「戸別所得補償」に加えて、事実上の米価維持のため、税金を投じる計画だ。
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ただ、飼料米の価格は主食用の10分の1程度ともいわれ、高く買ったコメを安く売ることによる差損が発生。農水省によると、毎年度、売買差損380億円を含め、520億円の財政負担が生じるという。

 農水省の説明では、現行の備蓄制度でも主食用として売ろうとしても売れず、過去には例外的に飼料用に数十万トン売ったり、在庫の管理費がかさんだりして、年平均で500億円程度の費用がかかっている。そのため、国民負担は実質的に大きくは変わらないとしているが、ここ数年は飼料用には売っておらず、今回の制度導入で財政負担は数百億円増えるとみられる。

2010/08/03 火

神戸新聞|経済|飼料用の稲作付け拡大 兵庫県内

神戸新聞|経済|飼料用の稲作付け拡大 兵庫県内

 特に拡大幅が大きいのは、飼料用稲を使う酪農家の周辺地域だ。乳用牛の飼養頭数が県内最多の南あわじ市では、2010年の栽培面積が約40ヘクタールと昨年の5倍に拡大。酪農が盛んな西区、北区を擁する神戸市も昨年から1・5倍の24ヘクタールに増えるなど、県内で栽培面積が広がっている。
 背景には、10年度から始まった戸別所得補償制度がある。10年産の飼料用稲には10アール当たり8万円が交付。国内の畜産農家は飼料のほとんどを輸入に頼っているため、政府は自給率の向上を目指し、飼料用稲への交付金を最も高額に設定した。県内では、昨年に比べてほぼ2倍の交付額になる地域が多い。
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 飼料用稲の収穫は一般の機械を転用することができず、ロール状に巻き取りながら収穫した後、発酵を促すためラッピングをする機械が必要。農家の投資負担は大きい。地元のJA兵庫六甲は昨年、共同利用できる刈り取り機と、ラッピング機を1台ずつ購入し、10アール当たり2万6千円前後で作業も請け負っている。今年は栽培面積が増えるとみて、さらに各1台買い増すという。

2010/08/03 火

国産米を鶏・豚のエサに、味は好評 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

国産米を鶏・豚のエサに、味は好評 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 飼料用米の広がりで、食料自給率の向上にも期待がかかる。鶏卵は96%が国産だが、その飼料の約9割を輸入に頼っている。東京農業大学准教授の信岡誠治さんは、「輸入飼料依存からの脱却が日本畜産の大きな課題。飼料用米を導入する意義を、消費者に理解してもらいたい」と話す。
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 飼料用米の価格は、輸入トウモロコシの1・5倍くらい高い。この価格差をどう縮小するのか。流通ルートが確立しないことも問題だ。主食用米への混入を防ぐため、飼料用米だけを備蓄するための保管スペースを確保することも必要。

 国の厳しい財政事情のなか、飼料用米の栽培農家への所得補償がいつまで継続されるのかも不透明で、農家の不安を招いている。

2008/12/09 火

食料小国ニッポン:自給率回復の道/2 減反水田で飼料米 - 毎日jp(毎日新聞)

食料小国ニッポン:自給率回復の道/2 減反水田で飼料米 - 毎日jp(毎日新聞)

 ただ、それでもポークランドが使うコメはトウモロコシ主体の配合飼料より1トンあたり約3000~4000円高く、豚肉の価格は通常商品を100グラムあたり10~40円上回る。トキワの卵も平飼い(地上で飼育)で1個100円もする。両社とも飼料米活用を増やす方針だが、コスト削減がネック。常田室長は「空いている農協のコメ貯蔵設備などを活用したい」と話す。

 コメ農家の収入確保も課題だ。ポークランドは1キロあたり60円程度で飼料米を買っているが、10アールあたり収量が600キロなら農家の手取りは約3万6000円。国の交付金4万円を加えても計約7万6000円で「あきたこまち」を作った場合の約11万7000円とは大きな差がある。

2008/10/14 火

神戸新聞|社会|牛用の稲、輸入飼料高騰で割安感 餌の地産地消

神戸新聞|社会|牛用の稲、輸入飼料高騰で割安感 餌の地産地消

 まだ葉の緑が鮮やかな稲が刈り取られていく。九月下旬、加西市山下町の田んぼ。収穫されるのは「兵庫牛若丸」という牛の飼料用に開発された品種。同町の二十二の兼業農家でつくる営農組合・山下中農業共同事業協議会は、今年から休耕田の転作作物として二十二アールで試験的に栽培した。

 食用の品種より収穫が早いのは、穂から葉まで稲全体の栄養が最も高い時期を選ぶため。専用の機械で筒状に束ねられた稲は別の機械を使いラップで包まれた後、乳酸発酵が始まり、モミも軟らかくなって牛が消化しやすい状態になり、一カ月で餌として使われる。

 同様の稲作農家の取り組みは稲美町と神戸市西区でも進んでいる。背景には輸入飼料の高騰で、国産飼料の割安感が出てきたことがある。
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 乾燥させた一般的な輸入牧草一キロ当たりの価格は六十-六十五円で二年前より十円上がった。牛のもう一つの主要な餌であるトウモロコシはそれ以上に高騰し、酪農家の経営を圧迫する。一方、乳製品メーカーが酪農家から生乳を買い取る価格は今年四月に、一キロ当たり三円上がっただけだ。
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 加西農業改良普及センターは本年度、飼料稲の生産者の収益や、稲を食べた牛の健康状態や牛乳の生産量などを調べる。

2008/10/02 木

誇りを持って生き延びろ! - 松永和紀blog

誇りを持って生き延びろ! - 松永和紀blog

 9月29日、ある生協の学習会で、鳥取県畜産農業協同組合の鎌谷一也・代表理事組合長の講演を聴いた。その時に出たのが、タイトルの言葉。「もう廃業したい」ともらす生産者に言っているそうだ。力のあるいい言葉。鎌谷さんはいつも通り、にこにこ笑顔で話していた。でも、その裏にある苦しさは、本当に深い。
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 2000年からは、飼料イネや食品副産物(おからや米ぬかなど)を飼料に取り入れ、牛の排泄物は堆肥化して水田に還し飼料イネの栽培に活かすという循環系の構築にも取り組んでいる。
 ここの取り組みを見ていると、本来の畜産の形を見るような思いがする。畜産はもともと、人が食べられない草や食品残渣を家畜に食べさせて食物に変える「技術」だった。現在の畜産、特に日本の畜産は、人が食べられる穀物を家畜に食べさせて味の良い肉や牛乳にする。サシが十分に入り脂のとろけるような肉、高脂肪分の牛乳は、人類が長年行ってきた資源の有効利用というあり方からは、かなりずれている。
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 飼料イネをうまく栽培して飼料にできると、コストダウンにつながるそうだ(もっとも、飼料イネも国の補助金がないと輸入飼料に太刀打ちできないのだが)。作業の効率化なども図り生産コストを下げる努力を続ける。同時に、消費者に話す機会、畜産の現状を知ってもらう機会を増やし、飼料イネ育ちの肉の消費拡大を目指す。

稲発酵粗飼料生産利用ネットワーク
鳥取県畜産農業協同組合の飼料イネ生産と利用そして消費まで(PDF)
ア 輸入穀物に頼らない国産「TMR」による肥育
本当の意味で「食料の自給率の向上に貢献する国産牛肥育」に挑戦する(国産牛を飼えば自給率が低下するというジレンマからの脱却)⇒TMRの原料そのものの国産化にも引き続き挑戦。
イ 「休耕・転作田」を活用する飼料米の生産(国産の穀物として)
ウ 国産稲わらの利用
エ 粗飼料自給率の向上(草地拡大)
オ 県営牧場や里山放牧等の利用

2008/09/26 金

日日不穏日記・「飼料米という選択」

日日不穏日記・「飼料米という選択」

コープネットで来年から飼料米を使った産直豚の取り扱いを始めるというのははっきり言って朗報!飼料米というのは、畜産の飼料の多くを輸入に頼っている中、飼料に米を使う(配合する)ことで、休耕田を有効活用し、飼料の自給に寄与するという取り組み。年間6000頭というのが、ネット全体の取り扱いでどのくらいの量なのかわからないけれども、こうした取り組みを拠点生協の事業連合が取り組む意義って大きいと思うんだ。ネーミング募集の告知もされてるし、ぜひ、大きな核に育っていってほしいなって思うよ。

 実は、こういう飼料米についての取り組みは生協関連で、かなり先駆的に行われていて、有名なところでは、山形県庄内地方ですすめられている飼料用米プロジェクトによるこめ育ち豚がその先駈け。
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変わったところでは、東都生協の組合員が家庭で育てた飼料米(玄米とワラ)を、生産者に飼料として牛肉の生産者に送るという取り組みも(関連記事)。

記事中の東都生協の取り組み。これはJAが食農教育の一環で展開している「バケツ稲」運動ですね。普通は稲を育てて米を収穫してみるというところまでですが、飼料用稲を使い、生協の組合員の家庭で育てて稲+ワラを酪農生産者に戻して飼料として使う、という取り組みですね。実際上、どれくらいの飼料用稲が飼料として供給可能なのか不明ですが、組合員自身が飼料の一部を供給するというのが面白いですね。

2008/02/23 土

政府・自民、畜産・酪農支援1871億円 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

政府・自民、畜産・酪農支援1871億円 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

政府・自民党は21日、2008年度の畜産・酪農農家に対する支援策をまとめた。牛乳用の牛を育てている酪農家に1頭当たり1万6500円助成するなど、飼料価格の高騰の打撃を緩和する対策が柱だ。

 総額は1871億円(うち約200億円は09年度向け)で、08年度分は前年度より400億円以上多い。ただ、対策は緊急避難的な色彩が強く、日本の畜産・酪農が輸入飼料に依存する体質の改善は依然、課題として残ったままだ。
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 飼料(配合飼料)の価格はこの1年半で約3割も上昇した。4月に予定されている乳業メーカーへの販売価格引き上げと合わせ、酪農家が受けた打撃をある程度は吸収できるはずだ。
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 牛乳の生産者団体で作る中央酪農会議の見通しによると、全国約2万7000戸の酪農家のうち、今年度は廃業する酪農家が1000戸を超えそうだ。
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 ただ、農水省によると、飼料用米の生産コストは輸入トウモロコシ価格の5・3倍もある。品種開発や生産技術の改善による大幅なコスト引き下げが必要で、短期的に解決するのが難しい。畜産・酪農の危機はまだ続きそうだ。
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