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2009/11/27 金

疫学批評:花王エコナのトクホ失効届の提出についての私見

疫学批評:花王エコナのトクホ失効届の提出についての私見

しかし同時に指摘しておきたいのは、エコナの「有効性」に対する科学的根拠も、国際的水準から見れば非常に薄弱なものに過ぎない点だ。

エコナのトクホ認可の根拠となった主な論文は、ランダム化比較試験ではなく、エコナ使用群の方が比較群より平均体重が数kg重い(減量等の効果が出やすい)など、エコナの有効性の過大評価に結びつくようなグループ分けをしている。この論文は日本語で出版されているが、国際的な専門誌に投稿しても掲載を受理されることはなかっただろう。

2009/10/29 木

2009-10-28食品安全情報blog・その他トクホ制度の運用は見直す

2009-10-28食品安全情報blog・その他トクホ制度の運用は見直す

危うい。

科学より感情が優先と。

研究者がいろいろなことを検討してみようとしただけで不安だから対処せよということだと、製造業者からみたら自由な研究はして欲しくないということになる。多分研究材料は提供してくれなくなるしデータも出さないようになるだろう。結果的に未知のリスクが発見されることを抑制して消費者にとっても不利益になるだろう。

2009/10/27 火

特定保健用食品:食用油「エコナ」で自主返上 有効?安全?揺れるトクホ - 毎日jp(毎日新聞)

特定保健用食品:食用油「エコナ」で自主返上 有効?安全?揺れるトクホ - 毎日jp(毎日新聞)

 消費者問題に詳しい細川幸一・日本女子大准教授(消費者政策)は「いまのトクホの審査では許可業務に関する法的規定はあるが、何か問題が生じたときの一時的な許可停止など、許可後の規定がない」と法的な不備を指摘する。

 トクホはいったん許可されると、無期限に有効なため、再評価の機会がない。農薬取締法では登録される農薬は3年ごとに登録が更新され、その都度、安全性が再評価される。阿南久・全国消費者団体連絡会事務局長は「人の健康にかかわるトクホも、農薬と同様に定期的に再評価する仕組みが必要だ」との要望書を今月5日、消費者庁などに提出した。
…………
 一方、EU(欧州連合)の食品安全機関(EFSA)は、健康食品に関し、科学的な根拠が明確でない限り、健康効果の表示を認めない動きを強めている。日本のトクホの有効性に関する科学的根拠は国際的な水準で判断すると甘いといった専門家の声も出てきた。

2009/10/12 月

花王に救われた消費者庁と消費者委員会 - 松永和紀blog

花王に救われた消費者庁と消費者委員会 - 松永和紀blog

 どうも、「健康によいとされるトクホに発がん性の懸念なんて、とんでもない」というのが、多くの委員の考え方の根底にあるようだ。だが、トクホがほかの食品に比べてより高い安全性を求められているわけではないはずだ。
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 エコナの場合、含有成分が体内で発がん物質に変わる可能性がある、とされているだけで、実際にどうなのかはまだ分からない。リスクの大きさをまだ把握できていない。これまでの実験から、そのリスクはとりわけ大きいとは考えにくいが、「健康上の危惧が存在しないとは言えない」という段階だ。なのに、いきなり「トクホの認可を取り消せ」と迫るとは、なんとも飛躍した議論である。
…………
 もし、消費者庁がこの議論を基に決定を下したら、さすがに食品安全委員会も「科学的に非常に大きな誤解があります」と説明せざるを得ないだろう。この議論を認めたら、これまでの食品安全委員会の緻密なリスク評価はいったいなんだったのか、ということになるからだ。

2009/10/08 木

花王:「エコナ」関連10製品、特保失効 - 毎日jp(毎日新聞)

花王:「エコナ」関連10製品、特保失効 - 毎日jp(毎日新聞)

 花王は8日、発がん性物質に変わる可能性が指摘される不純物を含んでいるとして出荷・販売を停止している「エコナ」関連10製品について、特定保健用食品(特保)の表示許可の失効届を消費者庁に提出した。同日付で受理され、特保許可は失効した。花王は不純物の含有量を抑える技術を開発し、改めて許可申請するという。特保失効に伴い、消費者庁は同日着手したエコナの特保許可に関する再審査を取りやめた。
…………
 すでに国内で大量に消費されていることから、食品安全委員会では今後も「グリシドール脂肪酸エステル」の安全性確認のための調査を続ける方針だ。

2009/10/01 木

エコナ問題で思うこと - 松永和紀blog

エコナ問題で思うこと - 松永和紀blog

 誤解を恐れずに言えば、花王は運が悪い。分かっていて、グリシドール脂肪酸エステルが大量に含まれている食用油を作っていたわけではないのだから。でも、問題が発現した以上は、対応しなければならない。

 ただし、製品自体を高用量、動物に長期に経口投与する試験において、問題が出ていない以上、それほど大きな発がん性があるとは考えにくいということも、やっぱりしっかりと押さえておきたい。

 さて、ここから導きだされるのは、こうした問題はグリシドールだけに限らない、ということだ。また、エコナだけの問題でもない、ということだ。

2009/10/01 木

2009-09-30食品安全情報blog・食品中3-MCPDエステル

2009-09-30食品安全情報blog・食品中3-MCPDエステル

最近精製食用油や乳児用ミルクや母乳を含む脂肪含有食品から3-MCPDエステルが高濃度検出されている。他に2-MCPDエステルやグリシドールエステルも生じると考えられる。
…………
従って、3-MCPDのsn1モノエステルのみが完全に加水分解され、3-MCPDエステルの約15%しかsn1モノエステルが含まれないと仮定すると、上述のTDI超過は1/6となり、ほとんどの成人消費者については3-MCPDエステルの暴露量はTDI未満と推定される。

従ってこのワークショップでは3-MCPDエステルの毒性学的性質は消化管でのリパーゼによる加水分解速度に強く依存するであろうことに合意した。
…………
エコナは1,3DAGが売りだから、生成条件でも消化管での分解でも条件が悪い。

2009/09/29 火

エコナ・グリシドール 市民のための環境学ガイド

エコナ・グリシドール 市民のための環境学ガイド

2009/09/23 水

質問なるほドリ:食用油「エコナ」、なぜ販売停止に?=回答・下桐実雅子 - 毎日jp(毎日新聞)

質問なるほドリ:食用油「エコナ」、なぜ販売停止に?=回答・下桐実雅子 - 毎日jp(毎日新聞)

A グリシドール脂肪酸エステル自体の発がん性は分かっておらず、食べた場合、体内でグリシドールになるかも不明。しかし「科学的知見に照らせば起こりうる」という専門家もいます。
…………
エコナは、ジアシルグリセロール(DAG)が主成分で、脂肪酸が1個少ない構造です。ともに小腸で吸収された後、分解された分子が再び元の形に戻り、中性脂肪として血液中に入ります。DAGは元の形に戻りにくく血液中に入る中性脂肪が少ないとされ、98年、旧厚生省から特定保健用食品としての表示を認められました。

 Q DAGは安全なの?

 A 普通の植物油にも数%程度含まれていますが、私たちはDAGを主成分とする油を長期間にわたって食べた経験がありません。念のため、国が03年に発がん性を調査。がんになりやすい雄ラットでは、舌に普通の油よりがんが増える傾向が出たため、厚労省は05年、食品安全委員会にDAGの健康影響評価を依頼しました。

2009/09/17 木

asahi.com(朝日新聞社):「エコナ」出荷停止 発がん物質に変わる恐れある成分 - 医療・健康

asahi.com(朝日新聞社):「エコナ」出荷停止 発がん物質に変わる恐れある成分 - 医療・健康

 花王は16日、「体に脂肪がつきにくい」とうたった特定保健用食品の食用油「エコナ クッキングオイル」について、体内で発がん性物質になる恐れがある成分が含まれていることがわかったとして、エコナ関連商品(12種類59品目)の出荷を停止すると発表した。スーパーなどには販売自粛を要請。返品を求める消費者には代金を返す。

 花王によると、問題の成分はグリシドール脂肪酸エステル。体内で分解されると、発がん性物質のグリシドールになる可能性があるという。同社の分析によると、エコナにはグリシドール脂肪酸エステルが一般的な食用油の10~182倍含まれていた。

 同成分は意図して製品に配合されたものではなく、油のにおいを除くために加熱する工程で、副産物としてできたという。
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 また、厚労省によると、エコナには、ジアシルグリセロールという別の成分も、一般的な食用油に比べて高濃度に含まれている。エコナシリーズのマヨネーズが特保に申請された際、一部の実験で感度を高めた特殊なラットにがんが発生。同省は05年、食品安全委員会にジアシルグリセロールを含む食品の安全性を評価するよう要請し、食品安全委が安全性を調べている。

GIGAZINE:「エコナ」は本当に安全だったのか?販売自粛の原因である「グリシドール脂肪酸エステル」とは?
今回の騒動の原因となっている「グリシドール脂肪酸エステル」とは何か、そのあたりの事情をいろいろと調べてみました。詳細は以下から。

~もくじ~
◆その1:グリシドール脂肪酸エステルの安全性について
◆その2:エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステル量はパーム油の100倍と予測
◆その3:エコナの安全性についてのQ&Aを突然、厚生労働省が2009年9月に削除
◆その4:エコナの安全性は現時点ではグレーゾーン
◆その5:エコナの安全性についてはこれまでも問題視されてきた
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