疫学批評:糖尿病リスク減少のための学校教育、小さな効果。
日本では農林水産省が「食育」なる言葉を作り出し、行政事業として推進しているが、その目標や有効性の根拠には疑問が多い。問題があることと、解決策があることは、別次元の事柄だ。
筆者の教え子の一人も、かつて幼児に「食育」を実践する職場にいたが、なにを目標に、なにを評価指標として、どんな内容の教育を実施すればよいか、戸惑っていた。行政施策として行なう以上、今回のランダム化比較試験を見習って、目的を明確にして標準化された介入を行い、きちんとした有効性の評価を行なうべきだろう。